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「彫蓮とヒロとの出会い」小妻要先生

私のもとに、日本画の勉強がしたいと、彫蓮という彫師が尋ねてきてから三年余りになろうか。いままでに何人か私に師事してきた者も居るが、彫蓮の身の入れ方は突出していて、私の盟友である三代目彫よしの探究心の凄さには敬服していたが、私は彫蓮にもそんな雰囲気を感じていた。

彫師としては一人前であるが、日本画の世界では未知の状態であり、蕨と江戸川ではかなり離れているので、通いきれるか案じていたが、彫蓮は想像以上に身軽で骨惜しみしない性格であり、事あるたびに駆けつけ、時には仲間を引き連れ、問題解決にあたるといった具合で、元来絵を描く以外は万事にものぐさな私には誠に重宝な存在である。
これから絹絵を習得し、どう進化していくか楽しみでもある。

彫蓮には彫蓮を支える多くの仲間がいるが、カメラマンのヒロ君は私から見れば彫蓮の右腕的存在であろう。外語が堪能で国際的な交渉などには欠かせない人物である。かく言う私も彼には様々な面でお世話になっている。
私が過去四十年余りに至って描いた作品、日本画、絹絵、出版関係の口絵挿画等、これらの作品が整理されずに、押入れや棚に無造作に放置されていたのだが、これが彼らの手にかかると、きれいに仕分けされ、ポジに収められ、写真入りリストまで出来ていたのである。
小妻要 大変な作業であったと思うが、お陰で六百点余りの眠っていた作品が日の目を見ることができたこともさることながら、私以上に作品を大切に思ってくれたことが嬉しかった。

彫蓮もヒロ君も次世代を担う心算で、いまある仲間を大切に、精進をすれば道は開けるだろう、大成することを願っている。

ヒロについての詳細は原啓之のホームページにてご確認ください。
HP:http://hirohara57.web.fc2.com/

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